[2012/01/13]
冬に開催される音楽フェスティバルと言ったら、年末の4日間幕張メッセで行われるCOUNTDOWN JAPAN!!
たくさんのアーティストが熱演を繰り広げた中から今回は数組ピックアップし、レポートさせていただく。
まず初日、28日の幕開けを彩ってくれたのはMOON STAGEに登場したN’夙川BOYS。三輪車に乗って勢いよく登場した3人に歓声があがる。「カウントダウンジャパン、行けるのかー!?」とマーヤLOVEが叫ぶと4日間のフェスの初っ端から元気な声がフロアから返ってくる! 曲ごとに楽器が入れ替わるスタイルの彼らたち。究極の爆裂ロックを叩きつけた。すっかり熱気を帯びたステージに次に登場したのは藍坊主。定刻時間前から爆音が漏れてくると思ったらサウンドチェックの段階ですでにフロアは沸き立っていた。定刻になると観客がステージ前方へと吸い込まれていく。「ハローグッバイ」では“ハロー2012年!”と一部歌詞を変えて歌う場面も。
続いてCDJのステージの中で一番の収容人数を誇るEARTH STAGEに姿を見せたのはフジファブリック! ちょうど2年前、このCDJに出演するはずだった彼ら。しかし志村正彦(Vo&Gt)の急逝から映像での出演となった。それから2年後、こうして3人体制となりCDJに帰って来てくれた! 新たなスタートに相応しい楽曲「STAR」で勢いよく開けると「夜明けのBEAT」「地平線を越えて」とキラーチューンを連投。そして最後は会場を満たす「ECHO」のメロディと手紙のような歌詞に涙腺を刺激された。
続いては白いワンピースで登場した木村カエラ。「A winter fairy is melting a snowman」「喜怒哀楽 plus 愛」、アルバム『8EIGHT8』から「Make my day!」「KEKKO」とアップチューンを連発。「ここで幸せな曲をやりたいと思います」と続けられたのは「Butterfly」。「Circle」では観客が一斉にタオルを回していく光景は圧巻だった。「歌うことをすごく考えた年でした。だから最後にこの曲を歌います。みんな楽しく笑って生活していってね」と「Magic Music」が放たれるとオーディエンスの全力のジャンプで会場が揺れた。
EARTH STAGE1日目のトリはサカナクション。「モノクロトウキョー」「アドベンチャー」「アイデンティティ」とレーザービームが飛び交うワンマンライブさながらのライブを展開する。興奮冷め上がらないまま、アンコールで山口一郎(Vo&Gt)は「来年もサカナクションと音楽をお願いします」と力強い言葉を残し「ナイトフィッシングイズグッド」で締めくくった。
2日目のEARTH STAGE、トップバッターを飾るのはASIAN KUNG-FU GENERATION。
「フラッシュバック」「未来の破片」「電波塔」と1stフルアルバム『君繋ファイブエム』の収録曲で構成されたこの日のセットリスト。「君という花」の♪ラッセーラッセーの一体感は見事だった。
続いて15:30~EARTH STAGEはチャットモンチーが登場!! 昨年は高橋久美子(Dr)の脱退が発表されファンの間にも衝撃が走ったが、ステージを見るとベースである福岡晃子がドラムを叩いているではないか! これには2人体制となった新生チャット初見の観客が会場に入った瞬間、一様に驚いている様子が印象的だった。「みんな恋してますかー? ラブソングやります(福岡)」と続けられたのは2人のハーモニーが絡まる「バスロマンス」、そして新曲と立て続けに披露され橋本絵莉子(Vo&Gt)がベースを、福岡が左でリズムを刻み続けながら右手でシンセを弾くという器用な技に「すげー」という声もあがっていた。「絵莉子踊ります!(福岡)」というアナウンスから2012年第1弾シングル「満月に吠えろ」へ。橋本がキュートな振り付けをしながらハンドマイクでステージの隅から隅までハーモニカを吹いたりとステージを駆け回る。「今年もお世話になりました。来年もよろしくお願いします!(橋本)」と2人手をつないでステージを去っていった。たくさんの拍手が2人に送られた。どこをとっても今のチャットは最強だ。
30日目のMOON STAGEを初っ端から暑くしてくれたのはa flood of circle! ムーディーなSEから「Blood Red Shoes」へと流れ込む。「Human License」の疾走するサウンドで場の空気を圧倒していき、afoc流爽やかなラブソング「I LOVE YOU」を叩きつけ後方まで人で埋め尽くされていたフロアを一気に沸かせた。
続いてGARAXY STAGEにはPOLYSICSが登場! 「トイス! シワース(師走)!!」のコール&レスポンスもバッチリ決まり「Bleeping Hedgehog」「Shout Aloud!」「Young OH! OH!」と畳み掛け「How are you?」ではハヤシヒロユキ(Vo&Gt&Syn)の歯ギターが炸裂。そして3月に結成15周年を迎える彼らから2月29日に15周年記念のアルバム、3月4日にアルバムがリリースされるとのお知らせが! その興奮のまま最後は「Let’s ダバダバ」の♪ダバダバ~シンガロング! 最後まで熱気を保ったままオーディエンスは踊り続けた。
18時のMOON STAGEは門田匡陽with CalmCalmのオンステージ。赤いハットを被った門田、水野雅昭(Dr)、金戸覚(B)、河相巧矢(G)、高野勲(Key)の5人での登場。静かに幕開けた「埋立地」の徐々に激しさを増していくサウンドと染み渡っていく歌声に圧倒される。その後も「Dear My Teacher」「Blue Moon Shadow」と豊かな音がフロアを満たしていた。
そしてEARTH STAGE にはACIDMANが登場。「CARVE WITH THE SENSE」や「FREE STAR」と決して3人で鳴らしているとは思えない深い音世界に酔いしれ、オオキノブオ(Vo&Gt)の「久しぶりの曲をやります」と続けられたのは「UNFOLD」。ラストは壮大な「ALMA」が奏でられ満点の星空の下にいるように音の力が会場を包んでいた。
31日のEARTH STAGE一発目。当イベントのプロデューサーである渋谷氏の前説で「日本一の前説バンド!」と紹介されたのはグループ魂! そしてギラギラの衣装で勢いよくステージに飛び出した永遠の46歳・港カヲル!! 大歓声に迎えられて他のメンバーのステージに到着し、「アイサツはハイセツよりタイセツ」などうっぷん詰まった楽曲を叩きつけ、オーディエンスも爆笑。カヲルさんが女子高生姿にお色直しをすると「High School」「だだだ」とたたみ掛け、マイケル・ジャクソンを連想させるダンスで魅了した「職務質問」に続きパーティチューン「君にジュースを買ってあげる❤」へとなだれ込んだ。その後も「いわきアンモナイト音頭~いわき兄弟~」「東北の魂」とフロアはお祭り状態。スリッパと笑いが舞ったステージでCDJ最終日、絶好のスタートを切った。
続いて熱演を繰り広げるのは先ほどグループ魂・港カヲルに「次はSEKAI NO OWARI改め世界の車窓から。出発進行!!」とバトンをつながれたSEKAI NO OWARI。「スターライトパレード」の深瀬慧(Vo&Gt)の伸びやかな歌声が響き渡ると次々に人が会場へと詰め掛けていた。続く「虹色の戦争」の大歓声が会場を包むと、「世界平和」のダークなモードへシフトしていく。「SEKAI NO OWARIです! “EARTH”STAGEです。僕らの1枚しか出してないアルバムと一緒! 2012年にはアルバムを出したいと思います。その中に入るであろう新曲を」と初の武道館、その後のツアーで披露され話題を呼んでいたラップの曲「Love the warz」、「不死鳥」、「幻の命」と息つく暇もないくらい魅せるライブを展開し、最後の「インスタントラジオ」では大合唱が巻き起こった。
19:40、SPECIAL OTHERSがGARAXY STAGEに登場し、「PB」「Good morning」の心地いいサウンドに体を揺らすオーディエンス。そして次の「Laurentech」に突入しようとした際に突然、チューニングがズレていたため演奏が止まるハプニングが。「この先、「Laurentech」で演奏が止まることはないので、みなさんは伝説の目撃者ということで!(芹澤)」と再度持ち直して「Laurentech」のサウンドの渦に飲み込まれていく。オーディエンスのハンドクラップも楽器の一部のように気持ちよく響く渡る。最後に放たれた「AIMS」までオーディエンスを踊りに踊らせた。
たくさんのライブを見ていたら気づくともう少しで新年が明けようとしていた。COSMO STAGEでカウントダウンの瞬間を彩るのはモーモールルギャバン!! 定刻時間前からフロアは人で埋め尽くされ今か今かと開演時間を待っていた。「野口、久津川で爆死」「ユキちゃんの遺伝子」「美沙子に捧げるラブソング」と猛烈なスピードで熱気を上昇していくと♪君のスカートめくりたい~の大合唱が起き、年明けの瞬間が!! 金テープとパンティーが舞い、その熱気のまま「ユキちゃん」の狂騒の中へ。その後も「細胞9」「Hello!! Mr.Coke-High」「POP! 烏龍ハイ」、そして「サイケな恋人」では色とりどりの風船が舞いパンティダンサーがステージを彩った。こんな大勢で「パンティー!!」と力いっぱい叫び迎えた新年はきっと世界中でここだけだろう。
4日間開催されたCOUNTDOWN JAPAN 11/12、総来場者数は140,213人、出演アーティストは全177組に及んだ。夏には茨城県・ひたちなか市でROCK IN JAPAN FESTIVAL 2012の開催も決定している。音楽とともに迎えた新年、良い年になる予感しかしません!!
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