[2009/12/18]
KEITA(Vo)のインフルエンザにより、9月15日・9月16日と2日間に渡り予定されていた『BINECKS LIVE TOUR 2009 -BLUE SOUL-』の東京公演の振替公演が、11月10日渋谷CLUB QUATTROにて行われた。結成して約4年、現メンバーになって約2年となる彼らが、初めてサポートなしのオリジナルメンバーのみでツアーを行った。
開演時間のちょっと前、フロアに入ると熱気がぶわっと襲いかかって来た。
「うわぁっ……。熱いな」。まず、第一印象はこうでした。BINECKSのライヴには何度も足を運んでいるのだが、今までで一番熱い熱気を感じたような気がした。(あくまでも、私の感覚です)。
9月15日と16日の2日間に渡って行う予定だった東京公演が、KEITAのインフルエンザにより、今日11月10日に振替公演を行った。あれから2ヶ月――。やっとこの日がやってきた。
フロアが暗転すると、すぐさま拍手と「オイ、オイ、オイ、オイ」コールでメンバーをお出迎え。赤い照明に包まれた4人は、BOHのゴリゴリベースから始まるエレクトロなダンスナンバー「Labyrinth Dance」からライヴをスタートさせた。初っ端から「♪Let’s Dance」と踊らせ、DAITAらしいキャッチーなメロをぶ厚いサウンドで叩きつける「THE SUN」、BOHのタッピング奏法が見せ場のファンキーなロックナンバー「Here I Stand」を披露。まだ3曲しか演奏していないのにも関わらず、会場は熱い! そして何より、2ヶ月ぶりのライヴだからなのか、とにかく楽しそうに暴れるメンバー。「渋谷、会いたかったぜ! 待たせたな、おもいっきり楽しませるからな! 最後までよろしく!」とKEITA。歌声もパフォーマンスもそうだが、MCまでも野生的で男臭さが出てきたKEITAに驚いた。ヴォーカリストとしての自信がついてきたからなのか、胸を張り堂々とステージに立っている。まだまだ完璧とは言えないが、ライヴの数を重ね、急速に成長したことは間違いない。そして、そんなKEITAを支える高度なテクニックの持ち主である3人は、「GLORY DAYS」で楽しそうにプレイするかと思えば、HR/HMな「Material Z」では頭をガンガン振りつつも堅実にプレイをする。とにかく、彼らのプレイはうますぎて、観ているこっちまでロックの血が騒いでくるのだ。そして、メンバーの熱に負けないくらい、オーディエンスの熱も熱い。そんなオーディエンスを追い込むように「Earth Rider」から「Desert Rose」まで突っ走り、多彩なロックナンバーを披露していく。もう完全にメンバーとオーディエンスは一体化している。そして、酸素がなく苦しいフロアを一息つかせるように、MCへ。普段しゃべらないメンバーの声を聞きたいだろうと、今ツアーを振り返ることに。(ただし、「インフルエンザ以外で!」と KEITA。それを言ったら皆そればっかりになっちゃうからなのだとか)
BOH 「名古屋で手羽先を食べ過ぎました。普段油っこいものを食べないから、きつかった(笑)」(KEITAいわく、BOHはポテトチップスも食べないらしいです)
TESSEY 「埼玉でメンバーと焼肉屋に行ってご飯の大盛りを2杯頼んだんですけど、そこでオーダーストップになっちゃって。あと2杯はいけたのに……」
DAITA 「初めて4人でまわるっていうのが冒険だったんだけど、一回ずつ個々に宿題を与えたのね。それをクリアしていっているのが面白かったかな。 SEも、だんだん音が増えていったでしょ? 今回のツアーはそういうことをしていったんだよね(笑)。あと、こいつ(KEITA)に酒を覚えさせた」(KEITAはビールの匂いだけでもダメだったのに、瓶ビール1本は呑めるようになったのだとか)
KEITA 「2007年の1月に初めてDAITAと一緒に立った場所が、ここクアトロで。DAITAのソロで1曲歌ったんだけど、急に現れてMCもなく去ったから、皆が“誰?”みたいな目で俺を見ていたのを覚えている(笑)」
いつも思うのだが、彼らは見た目とのギャップが激しい。BOHなんて、ポテトチップスやジャンクフードをすごい食べそうなのに、健康思考なんです。 TESSEYはあんなに細くて、食に対してあんまりこだわりが無さそうなのに、米に対してのこだわりはすごい。しかもあの体から想像もつかない量のご飯を食べる。音楽だけじゃなく、こういう素の部分もすごく面白い彼らに毎度驚かされるのです(笑)。
そんなメンバーの素が見られたところで、「こっから、とばしていこうぜ!」とKEITAの一声で怒涛の後半戦開始! 疾走感のある情熱的な「REAL」や、歪んだギターでヘヴィなサウンドが轟く「Shout of our soul」とハードなロックを立て続けに披露した。あがったテンションそのまま、「BINECKS!」コールが始まり、アンコールへ。「一歩を踏み出せない人が、その一歩を踏み出せるようにこの歌を届けます」と、爽やかで壮大な「Blue Feather」、「一番大切にしてきた曲で、これからも大切な曲です」と「Belief」、そしてラストは定番でもある、重く激しいハードナンバー「Deep Pressure」で全ての力を出し切り、約2時間のライヴは幕を閉じた。
まず、ライヴを観終わって感じたことは、“4人でBINECKS”ということ。
以前までは、まだ“DAITAのバンド”といった感じがあったが、今日のライヴで、4人で“BINECKS”なんだっていうことをより強く感じた。今回のツアーは初めてサポートなしの、オリジナルメンバーである4人のみで行った。それが吉と出たのではないだろうか。
4人のみでやるからこそ、一体感はもちろん責任感が生まれ、それと共に各自の音楽への取り組み方や新たな課題が見つかっただろう。
文中でお話したように、KEITAの成長ぶりには、本当に驚かされた。甘いマスクのKEITAが発する野生的なオーラが、BINECKSのサウンドをより泥臭くしていた。
来年の2月17日にシングルをリリースすることを発表した彼らだが、来年はどんな音楽で魅了してくれるのか。楽しみだ。
セットリスト
――――――――――――――――――――――――――
1 Labyrinth Dance
2 THE SUN
3 Here I Stand
――――――――――――――――――――――――――
4 GLORY DAYS
5 Material Z
6 Earth Rider
7 No thanks
8 Mysterious Lover
9 Desert Rose
――――――――――――――――――――――――――
10 REAL
11 Distorted Minds
12 Sweet&Heavy
13 Shout of our soul
――――――――――――――――――――――――――
En1 Blue Feather
En2 Belief
En3 Flash Love
En4 Get it Back
En5 Deep Pressure
文 : 天明美里
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