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「音源を作るにあたって、メンバーもさわおさんも好きな音源を作ろうってなったんです」(miho)

[2010/04/09]

現メンバー4人でのリリースは初めてだというPOP CHOCOLAT(ポップショコラ)が、Mini Album『TRIP』をデリシャスレーベルからリリースした。主宰者であるthe pillows山中さわお氏のプロデュースにより、今まで以上に個性的でオルタナ色の強い、4人でしか生み出すことのできない音が詰まった1枚に仕上がっている。今回はオリジナルメンバーである、miho(Vo./Gt.)とnatsuko(Vo./Dr.)に、『TRIP』やバンドについてインタビューした。


―― うちのサイトに出て頂くのが初めてなので、まずバンド結成の経緯からお願いします。

miho「大学の頃に私となっちゃん(natsuko)が音楽サークルに所属していて、2人とも別々の音楽サークルだったんですよ。それで、なっちゃんがドラムをやっているっていうのは知っていたんですけど、交流も全くなく、ただ(大学の)専攻が一緒だったんです。2人とも日本画をやっていて。(natsukoの方が)一歳下だから学年が違うんですけど、でかい部屋を半分に仕切って、私の回生となっちゃんの回生と分かれて作業をしていたんですよ。私は女の子バンドがやりたいなぁと思っていたけど、自分のサークル内で“この子たちと組もう!”みたいな感じになれなかったので、隣に“ドラムの女の子が入ってきたぞ!”と思って、“行ける!”って(笑)」

―― あははは(笑)。それは根拠もなく?

miho「なんか“一緒にやりたい!”と思って(笑)。やりたいと思ったものの、喋ったことはなかったので、すごい薄暗い廊下で“なっちゃんって言うんだよね?”って突然話し掛けて(笑)」

natsuko「“なんで此処かな?”っていうようなところで声掛けられて(笑)」

miho「向こう側に乗り込んで行くのにちょっと勇気が必要だったから、出てきた所の暗い階段で」

―― 追いかけて(笑)

miho「はい。もうじーって見てて(笑)」

natsuko「びっくりしました(笑)。“声掛けられた!”みたいな感じが最初の出会いです」

―― natsukoさんはその時点で、mihoさんのことをご存知だったんですか?

natsuko「教室の先輩っていうくらいの面識はあって」

―― なるほど。じゃあ、面識は一応あったというか、お互いの存在は知ってたんですね。

natsuko「そうですね」

―― ちなみに、その大学はどんな大学なんですか?

miho「京都にある教育大学で、先生を目指している人たちがいっぱいいる大学ですね」

―― 先生になりたかったんですか?

miho「(natsukoを見て)なりたかったの?」

natsuko「私は絵が描きたくて行っていたんです」

miho「私は、元々出身は広島なんですけど、唯一受けた美術系の学校が通って。一番行きたかった学校ではあるんですけど、私は先生になるための学科じゃなくて、ただひたすら絵を描くっていう学科にいましたね」

natsuko「そういう学科もあったんですよ」

―― じゃあ、お2人とも絵がお好きなんですか?

natsuko「そうですね。はい」

―― アーティストで、絵を描くのが好きとか美術が得意っていう人多いですよね。

natsuko「確かに。monokuroの磯谷さんも日本画って言ってた」

miho「そうそう! 日本画をやってる人には、なかなか会わないよね」

natsuko「会わないね(笑)」

miho「デザインとか油絵をやってましたっていう人はいるけど、“日本画?”みたいな(笑)」

―― あははは! ちなみに、日本画ってどういうものなんですか?

miho「よく“水墨画ですか?”って言われるんですけど、普通の景色でも抽象画でも何でも良いんですよ。ただ、日本の“岩絵の具”っていう絵の具を使って、岩の粒子っていうか岩を細かく砕いたようなものを、膠(にかわ)っていうもので溶いて、くっつけていくんです。画材が日本の画材っていうだけの話ですよ」

―― それって細かい作業ですよね?

natsuko「凄く細かいです!」

―― 絶対無理です、私(笑)。

natsuko「あはははは!」

miho「絵を描くまでが吐きそうっていう……」

natsuko「描くまでが大変(笑)」

miho「塗るまでが……みたいなね(笑)」

natsuko「塗るまでの行程がすごいいっぱいあって」

miho「パネルも作ってましたからね」

―― 凄いですね……。でも、音楽がやりたくなったんですよね?

miho「そうですね。私は高校の時に、1回だけ文化祭みたいなのでヴォーカルをしたことがあって。で、“大学は絶対軽音に入る!”って思ってたし、入学式の時に軽音の人にたまたま声も掛けられて“入ります!!”っていう感じで入ってやってたんです。その1年後に、なっちゃんが隣の音楽サークルに入ってきたんだよね」

natsuko「私も高校の頃から、絶対バンドがやりたいと思ってて。入ったら、(mihoが)隣のサークルだったんです(笑)」

―― 何でバンドをやりたいって思ったんですか? バンド系の音楽を聴いていたとか?

miho「歌うことが好きだったんですけど……遡っちゃっていいですか?(笑)」

―― いいですよ(笑)。

miho「小学生の時の文集で、“将来何になりたいですか?”って書く項目があるじゃないですか。あれに、昔から漫画家と歌手って書いてたんですよ(笑)。だから、もともと絵と歌だったんですよね。両方好きだった」

―― じゃあ夢が叶ったんですね!

miho「はい(笑)」

natsuko「私は、中・高校生の時に洋楽のロックをどっぷり聴いてたんですよ。なので、その影響で」

―― そうなんですか! あんまり洋楽ロックが好きっていうイメージがありませんでした。

natsuko「そうですよね……。ちょっと浮いてました(笑)」

miho「じゃあカラオケとか行けないよね? 高校生の頃とか」

natsuko「うん、行けない。だから、カラオケ用のCDをTSUTAYAで借りたりしてた! とりあえず、合わせられるぐらいの……(笑)」

―― 皆が知ってるような曲を。

natsuko「はい。皆が知ってるような曲を借りて、カセットに入れたりとかはしてました。でも洋楽がずっと好きでした。なので、大学入ったら“(バンドを)やるぞ!”と思っていましたね」

―― なぜドラムを叩こうと思ったんですか?

natsuko「本当はギターがやりたかったんですけど、サークルに入って何やりたいかって聞かれた時に、ふと昔ドラムをやりたいなって思ったことがあって、それが頭をよぎってしまったんですよ。それで、“ドラム!”って言ってしまったばっかりに、もう後に引けなくなって、それからずっとドラムです(笑)」

―― それから2人でバンドを組んだわけですね。

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