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恐るべき10代・黒猫チェルシー現る!!待望の2nd Mini Album『All de Fashion』をリリース!!

[2010/01/18]

2007年3月。高1の春に結成した、“黒猫チェルシー”。10代とは思えない、男臭くて荒いサウンドをかき鳴らし暴走している。そんな彼らが、前作から約8ヶ月しか経っていないのに、早くも12月2日に2nd Mini Album『All de Fashion』をリリースした。今回ギター・サウンドのエンジニアに、毛皮のマリーズのギタリストである越川和磨氏を迎えたり、M-6「南京錠の件」では、ミドリのヴォーカル・後藤まりこと絶叫デュエットしたりと、濃厚な1枚に仕上がっている。今回は、Vo.の渡辺大和とGu.の澤竜次にインタビューした。


―― まずバンド結成の経緯からお聞きしたいのですが。

「はい。僕と啓ちゃん(岡本啓佑/Dr.)は、黒猫を組む前に違うスリーピースのバンドをやってて。で、高校1年の時に渡辺と僕と岡本が同じクラスになって、渡辺が初ライヴをするっていうので観に行ったら、一緒にやりたいなって思ったんです。それで、パンクバンドを遊びでやろうかなって思って、中学まで一緒にやってたがっちゃん(宮田岳/Ba.)を久しぶりに誘って結成したんです」

―― なるほど。みんな地元は一緒だったの?

「渡辺は違うんです。渡辺は高校で一緒になって」

渡辺「神戸なんですけど、住んでいる所が離れているというか。(渡辺以外の)3人は本当に近所で、幼馴染っていう感じで」

―― 小学校からずっと一緒みたいな?

渡辺「幼稚園から一緒だよね?」

「そう、そう。がっちゃんは幼稚園と小学校が一緒でしたね」

―― じゃあもう、腐れ縁みたいな感じなんだね。

「そうですね!」

―― いつくらいからバンドを始めたんですか?

「最初に組んだのが小5の時で」

―― 小5??

「はい。がっちゃんと啓ちゃんと3人だったんですけど、何となく、バンドをやろうかぁって誘って」

―― 何で、小5の時にバンドをやろうと思ったんですか?

「ボン・ジョヴィのライヴ映像を見て、“おもしろそうやなぁ~”と思って(笑)」

―― そのライヴ映像は、たまたま見たの?

「誰かにもらったビデオやったんですよね」

―― 小学生でバンドをやろうって思うのが珍しいよね。

「そうですよね(笑)。でも、バンドが何なのかってわかってなかったんですけど」

―― 何でギターを弾こうと思ったんですか?

「最初、ギターをやろうと思ったわけじゃなくて、家にギターがあったっていうのもあるんですけど、自然と弾いたりはしてて。前のバンドではギター・ヴォーカルでやっていたんですけど、黒猫を組む時にギターだけでいこうって思ったんです」

―― なるほど。渡辺さんは何で歌を歌おうと思ったんですか?

渡辺「僕は中学生の時にバンドを組みたかったんですけど、組める人がいなかったんです。ずっと組みたいなっていうことだけ思ってて。で、高校に行ったら面白い人がいっぱいいたので、1回組んだんです。とりあえずライヴがしたくて、友達に1回でいいからって言ってバンドを組んで(ライヴを)やったんですけど、その時ずっとドラムを探していたんですけどいなくて、最終的に啓ちゃんにサポートでやってもらったんです。で、(澤が)観に来てくれて、(バンドに)誘ってくれたので黒猫に入りました。だから、すごい嬉しかったんです。初ライヴは1回だけのつもりでやって、黒猫も最初は1回か2回(ライヴを)出来れば良いっていう話だったんです。遊びでっていう感じで。でも、その(3人がやってた)バンドが好きでライヴを観に行っていたくらいだったんで、その人たちに誘われたっていうのがすごく嬉しかったんです」

―― ライヴを2回くらいで出来ればいいやって思っていたのに、続行しようってなったきっかけっていうのは何だったの?

「渡辺と初めてやれたっていうのと、久しぶりにがっちゃんと一緒に出来たっていうのがあって、ライヴがすごい楽しくて、これは辞めるのがもったいないなって思ったし、次もライヴしたいなっていうのがあったので続けることになりました」

―― 結成当初から今の音楽性でやっていたんですか?

「最初からオリジナルでやっていたんですけど、最初のコンセプトがパンクだったんですよ。それで初めてスタジオに入った時に、曲を作ってやったんですけど。最初は本当パンクっていう感じだったんですけど、どんどんロック系になってきたんです」

―― なるほど。バンド名は皆で決めたの?

「初めて入ったスタジオの時に、今日決めてしまおうってなって皆でアイデアを出し合ったんですけど、啓ちゃんが猫っていう単語を入れたいって言って、“猫”→“猫じゃらし”→“猫ジェラシー”→“猫チェルシー”ってなって、“黒猫チェルシー”になったんです(笑)」

―― あはははは! それ、面白いですね(笑)。バンド名が決まった時に、渡辺さんにだけメールがこなかったらしいですね。

「そうなんですよ! ミスで(笑)」

―― あはははは! 

渡辺「そういう人なんや、そういうもんなんやって思いました(一同笑)」

―― メンバー同士でご飯食べに行ったりとかするの? まだお酒は呑めないもんね。

「そうですね。東京に来てから会う時間が格段に増えたんですけど、ご飯食べに行ったりとかはないですね。個々では会ったりするんですけど、皆で遊びに行くかぁ! っていうのはないです(笑)。こっちに来る前もなかったですね」

―― 一緒にいる時間が長いもんね。

「そうなんですよね」

―― お会いして思ったんですけど、ステージに立っている時と普段ってやっぱ違いますね。

「ライヴではテンション高いですからね(笑)」

渡辺「どんなイメージでした?」

―― おとなしそう(笑)。いろんなライヴ映像を見たんですけど、10代さを感じられないパフォーマンスだったから、普段はどんな感じなのかなって思ったんですよ。

「でも、家に誰かが来た時とか騒ぎますよ(笑)」

―― あははは!ライヴもそうだし音もそうなんだけど、10代さを感じないんですよ。どこか古い、懐かしい音色で。そういう意識ってあります?

「よくそう言われるんですけど、たまたま(聴いていた音楽の)時代は古いけど、その時代の音を気に入って(バンドを)やっていたらそうなったっていう感じですかね」

渡辺「(好きな音楽が)年代とかを気にせずに聴いていたからじゃないかなって思うんですよ」

「僕が好きな頃のジミヘンはまだ20代だった、とかあるんですよ(笑)」

―― なるほどね(笑)。どうやって、そういう音楽と出会っていたの? ジャケ買いとか?

「僕は、調べるというよりは雑誌を見たりしていましたね。ハードロックとかメタル専門の雑誌を小学校の頃から読んでいたんですよ。あとは例えば、ボン・ジョヴィのCDを買ってブックレットにエアロスミスって書いてあって、“エアロスミスって何やろ”って思いながら聴いて……っていうのを繰り返していましたね。あと、CD屋とか行くと年代関係なく(面陳で)置いてあるじゃないですか。それで気になって聴いてみたりとかしていましたね」

―― じゃあ、渡辺さんは?

渡辺「僕は家族とかの影響が多くって、ずっと。小学校の頃とかは、お姉ちゃんとかお父さんが聴いていたのを一緒に聴いたりとかしていました」

―― お姉ちゃんは何を聴いていたの?

渡辺「色々ですね。お姉ちゃんも教えてもらったものが全部好きになるタイプだったんで、色んなジャンルを聴いていたんですけど、中学生の時にブルーハーツをすごい聴いてて。家もでかくない家なんで、聴こえるんですよ(笑)。リビングにいたらブルーハーツがずっと流れてて。だから、ブルーハーツはめっちゃ聴いていましたね。それが最初だった気がするんですよね、(音楽に)ハマるっていう意味では。学校から帰ったら、まず(ブルーハーツを)かけるっていう感じでしたね」

―― じゃあ、『All de Fashion』のことをお聞きしたいんですけど、それぞれにとって『Allde Fashion』はどんな1枚になりましたか?

「聴き応えがあるけど、しつこくないというか。全体のストーリー性が、前回よりも出ているなって思うんですよ。全体がまとまったなって。音作りに関しても、前よりも時間をかけてやったんです。音が自分で聴いていても気持ち良い音なんで、音も良いアルバムだなって思います」

渡辺「1曲1曲展開があって、その中でもドラマチックだったりとかするから、1曲1曲でも聴き応えがあるけど、アルバム全体でまた1つの大きな塊になっている感じが自分でも気に入っています」

―― うんうん。音に関して言うと、古くて狭いスタジオで一発録りしたような雰囲気を感じて、それがすごくカッコ良かったんですよ。そんなことはないと思うんだけど(笑)。

「そういう雰囲気で録りたいなっていうのはあったんですよ。もう、ワーって演奏しているみたいな。その空気感までもCDから伝わるような、そういうアルバムにしたかったんです。実際はすごい地味だったんですけど(笑)」

―― あはははは!

「アンプの前にちょこんって座って、ひたすら弾いているような(一同笑)」

―― 良い音の荒さが出ていましたよ。

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