[2012/01/11]
(プロフィール)
■カゲロウ/(写真左から)菊池智恵子(Piano)、白水悠(B)、佐々木”Ruppa”瑠 (Sax)、野中隼人(Dr)。
爆音ジャズパンクバンド・カゲロウが待望のニューアルバム『KAGERO III』をリリースする。今作は鈴木貴之の他に野中隼人(from The end roll) 、松下マサナオ(from YASEI COLLECTIVE)もサポートドラマーとして参加し、ジャズ、パンク、ロック……ジャンルの垣根を越えて自分達だけの音を鳴らしている。このアルバムについて白水悠(B)、佐々木“Ruppa”瑠(Sax)に話を訊いた。
――インタビューは初登場になるので結成のことから聞いてもいいでしょうか。いかにしてカゲロウの4人は集ったんでしょうか?
白水「僕とRUPPAさんとドラムの貴之君が年は違うんですけど同じ大学におりまして」
RUPPA「同じサークルに入っていたんです」
白水「出会いはそんな感じなんですけど、僕はそれまではずっとパンクバンドをやってきてて、22歳くらいになるとなんか違うことをやりたくなってきて。10代のときってそんなに聴いてる音楽のバリエーションがなかったんですけど、ちょうどいろんな音楽に出会った後だったんですよ。自分なりのことがやりたいなっていう気持ちが芽生え始めてて、それで当時のメンバーを誘ったんだったっけな。こいつらだったら良いも悪いも含めて自分になるかなーと思って。なんかのコピー製品じゃない感じを出せるんじゃないかと」
――RUPPAさんは最初にバンドに誘われたときのことは覚えていますか?
RUPPA「白水が普通のセッションが出来るベースの人ではないので、曲をやるっていうか音を出してるだけというか、この子はベースが弾きたいだけだなと(笑)」
白水「RUPPAさんは可愛い後輩たちのバンドに乗ってくれてたっていう」
RUPPA「ま、そうですね」
――そこに菊池さんが加入していくわけですね。
白水「智恵ちゃん(菊池)が現代音楽をやってたときたまたまカゲロウと対バンしたんですよ。そこで“あのピアノすげぇな”と思ってて、“ちょっとライブ終わったら声掛けてみますよ~”みたいなことを言ってたら智恵ちゃんから“カゲロウの次のライブいつですか?”って声掛けてくれて。で、一緒にやる流れになって、なんか話聞いてたらすごく輝かしいクラシックの経歴の持ち主で、これヤバイ人だ! とも思いましたけど(笑)」
――そして今年、ドラムの鈴木さんは渡米してしまったとのことですが。
白水「そこがややこしいところで今は日本にいますよ。貴之君は前にもアメリカに音楽修行的な感じで行ってて、今回も。今年の頭に渡米することはファーストを作ってるときにはわかってたぐらいだよね?」
RUPPA「そうだね」
白水「だから渡米のタイミングに合わせて、セカンドも作ったっていう節もあります」
――今作は鈴木さんの他にもサポートドラムとして2人参加していますね。
白水「ドラムが3人いたから1年というスパンで作れたかな。3人が4曲に向かってたから飲み込みも消化も早かったなって」
――鈴木さんが渡米することに対してはメンバーのみなさんは反対もなく?
白水「はい。でも最初は超不安でしたよ。貴之とずっとやってきて、ドラムどうしようって。貴之に対しては“いってらっしゃい”っていう気持ちでしたけど、いざ他のメンバーの前では“これから、どうします!? みたいな」
RUPPA「カゲロウ自体を止めて、誰かゲストドラマーを呼んで違うバンドにしてやるかって話も……」
白水「そんな話もあったね!」
RUPPA「でも実際に最初にマサナオとやってみたときに、これカゲロウ名義でいけるじゃんって感じになったんですよ」
白水「マサナオにしても隼人にしてもクオリティの良いものを出してきたから、カゲロウじゃんって感じになって。でもホント、マサナオと隼人のおかげだよね」
RUPPA「うん」
――おふたりがカゲロウ名義で出せるって思えた基準みたいなものはなんですか?
白水「こいつの良さを出せるなって僕らが感じれたことじゃないですかね」
RUPPA「変にお手伝いさんのドラマーを入れましたっていう状態じゃなければ、この日はマサナオ、この日は隼人でっていう見せ方もいいかなっていうのもあって見た人がこれカゲロウじゃないなって思っても、それはその人の中でのカゲロウであって」
白水「カゲロウっていうボヤっとした中に2人がハマったんでしょうね。ドラマーが誰でも良かったわけじゃないんだなって」
――そしてYouTubeに新曲を6曲連続すごい勢いでアップしていましたが、あの企画が生まれたキッカケは?(企画の詳細はこちら→http://www.thelivemusic.jp/news/0930kagero/
白水「あれは飲んでるときに僕がマネージャーに“やるよ!”って言って、そのこと忘れてたらすでにニュースに出てて、“マジか!? まだ1曲しかないのに!”って(笑)」
RUPPA「“6回もやることになってるけど!?ってとりあえず白水に確認の電話をしましたね。しかも普通は、まとめて録ったものを小出しにしていくと思うんですけど……」
白水「そう。ほとんどアップする1週間前のテイクだもんですからね!」
――じゃあ、かなり追い込まれて作った?
白水「追い込んだってというか、着地点に『KAGERO III』があったんでいい追い立てられ感がありましたね」
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