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「口先だけではなくて作品として伝えることは大事かなって思った」

[2011/07/08]

(プロフィール)
■GARI(ガリ)/(写真左から)藤本 直樹(B)、獨古 豊(Gt)、YOW-ROW(Vo&Programing)日下部 圭(Dr)。

前作『Colorful Talk』から約1年半を経てリリースされたニュー・アルバムは、エレクトロとロックの他にも今回はソウルやファンク……更にいろんなジャンルの音楽を噛み砕き進化を遂げた。そんな新作を完成させたばかりのGARIのメンバー全員に話を聞いた。『Harmonik / Electrik』、それは最高に踊れるロックの始まり!

 

 


 

――1年半ぶりの新作ですね。YOW-ROWさんのコラムによると今作は過去最大に産みの苦しみを味わったとのことですが。

 

YOW-ROW「毎回同じようなことは言ってるっちゃ言ってるんだけど、そうかもね(笑)。本当に1年半、レコーディングしっ放しだったから一番疲れたかもしれない」

 

――今回は全く曲がない状態から始まったんですか?

 

YOW-ROW「『Colorful Talk』以前に出来上がってた曲で今回使った曲はないね。前作とその前のマキシとは割とセットに出来てたんで。そこで余ったものとかを使うことはなくてゼロから作った感じ」

 

――みなさんは大変でした?

 

藤本「今回は俺はチャレンジが多かったなって。自分で今までやったことのないフレーズだったりっていうのをやったかな」

日下部「逆にこれからが大変かなって思います。プログラミングで作られたものをいかにライブで人力で再現するかっていうのが課題ですね」

YOW-ROW「結構、レコーディングとライブで演奏するのって違うのでレコーディング上で成立したことを実際に人間が演奏したときにどう聴こえるかっていうのは変わってくるんで。それは今からやる(笑)」

獨古「今回、収録曲の12曲が決まるまでがすごく長かったんですよ。デモはいっぱい作ってたんですけどボツになったりして本当ギリギリでしたよ」

YOW-ROW「滑り込みでしたね」

獨古「レコーディングしていざ、ディレクターに聴かせたら“ダメ!”って言われるのを繰り返してて」

YOW-ROW「多分、ラスト1ヶ月くらいで足した曲の方が多いかも。曲が完成してくると当初予定してたイメージとまた変わったり、似たようなテイストの曲は外しておこうとか、バランスが変わってくるんで入れ替えたりしたね」

 

――今作を聴いた印象だとメロディが更にとっつきやすくなったなって感じました。

 

獨古「狙い通りです!」

YOW-ROW「それはすごく意識した。これは僕からすると気の利いたJ-POPを目指したというか、ダンスミュージックだとかエレクトロだとかそういうカテゴリーでオーディエンスに向けた音楽を作ることもずっとやってきたし、そういうところじゃなくて良質なJ-POPの中でダンスミュージックとか踊るロックと呼ばれるものをどれだけ表現出来るかっていうのは意識したんで」

 

――M-5「IMAGE GLIDER」は今までになかったような曲な気がします。

 

YOW-ROW「先日、FMでこの曲が流れてたらしく、それを聴いてくれた人が“最初はGARIの曲だってわかんなかった”って言ってたね(笑)」

GARI – IMAGE GLIDER

 

 

 

――今回、YOW-ROWさんは100曲以上書いてたけど、ボツになった曲はストックするわけでもなく捨てちゃうって聞いたんですけど。

 

YOW-ROW「“(この曲)要らない”って言われたら俺が拗ねちゃうからね(笑)」

一同「あははははは」

YOW-ROW「でも長いサイクルで考えるとその捨て曲を何年か後にリサイクルすることもあるんだけどね」

獨古「でも捨てちゃうからこの12曲が出来たのかもね」

藤本「そうだね」

 

――じゃあこの12曲は勝ち上がってきた曲なんですね。

 

YOW-ROW「そうそう」

藤本「トーナメント制みたいなね(笑)」

YOW-ROW「でもそれって曲の優劣ではなくて、今、何を出したいかによるじゃない? 落ちた楽曲がクオリティが低いわけではなくて、今、何がしたいかっていう12曲だから。それは半年後は変わってたりするし、実際1年半もレコーディングしてるとすごくそういう時期があるわけ。最初の頃のベスト10と最終的なベスト10では違ったり、全然気持ちも違ってて。そういうのが定まるまでに結構フラフラして、実は12曲あるけど、自分がいつ最初に作ったかを調べてみたら12曲、全部違う月に作ってたの。だから俺は12月に作った「YUKIFLYAWAY」も成立させたわけ」

 

――へ~!!

 

YOW-ROW「時系列がそのまま曲順になってるわけではないけど、カレンダーみたいで作ってたときのイメージが残ってるアルバムになったね」

 

――M-4「Hippy Hippy Shake」はコミカルな感じもあって。

 

YOW-ROW「これはやったことがないぐらいバカな曲かな(笑)。GARI的にはなかなかやらない」

藤本「あはははは。さっき、チャレンジって言ったのもこれが大きい」

 

――踊れるロックは踊れるロックでも今までとは違うツイストダンスするような感じで。

 

YOW-ROW「1曲カヴァーをやろうと思った時に、いわいる近年のダンスミュージックではなくて“ダンスミュージックの一番最初って何なんだろう?”って考えたときにああいうロックンロールな原点を今のサウンドでやりたいって気持ちがちょっとあって(The Beatlesの)この曲いいかもと思って始めたんです」

 

――M-6「What’s Up!」はベースが印象的ですね。

 

YOW-ROW「これ一番苦労したね」

藤本「異常に苦労した。もう泣きながら……(笑)」

YOW-ROW「あははは。もともとメンバーはこういうファンキーなテイストの曲が好きでここ最近はあえてやらなかった感じのものなんで、すごく昔からGARIを聴いてくれてる人は逆になじみのある感じ」

 

――あえてやらなくなったのはどうしてです?

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