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DOES、渾身のNew Album『MODERN AGE』をリリース!!

[2010/12/15]

『劇場版 銀魂 新訳紅桜篇』主題歌の「バクチ・ダンサー」が、シングルでは異例の10万枚を突破し、不況と言われている音楽業界に光を射してくれたDOES。そんな彼ら が、前作から約1年8ヶ月ぶりに待望のオリジナルアルバム『MODERN AGE』をリリースする。DOESの持つ様々なロックが全て詰まった今作は、「バクチ・ダンサー」で初めて彼らの存在を知った人でも楽しめる、むしろもっ とハマること間違いなしの渾身の1枚となっている。この『MODERN AGE』について、Vo./Gt.の氏原ワタルにインタビューした。


―― 今回のオリジナルアルバムは、前回より約1年8ヶ月ぶりのリリースになりますが、出来上がったものを聴いた時はどんな印象でしたか?

「去年くらいから取り掛かってやっていたんですけど、ライヴの合間を縫って少 しずつレコーディングしてて。前作とは違うものを作るっていう意思があったので、アレンジも幅広く、奥行きがあって、ボリューム感のあるものを作りたかっ たから、1曲ずつ録っていったのを最後まとめた時は、ちょっと興奮しましたね。こんなんになったかって(笑)。すげ~良いじゃんって思いました。サイズ感、音の録り方、1つ1つの音の選び方……申し分ねーなって思いました」

―― 満足のいくアルバムが出来上がったということですね。

「はい。いやぁ~良いですよ」

―― 収録曲はアルバム用に作ったんですか?

「そうですね。基本的に全部アルバム用に作るんですけど、シングルっぽいのを 最初に作るっていうのはある。そうすればレコード会社も喜ぶし、俺もホッとするし(笑)。シングルっぽいのを作って、後でシングルがより引き立つような濃 いのを作るんですけど、基本的にはアルバムに向けて作りますね。アルバムがどういう風になるのか、どういう風にしたいのかっていうのがぼんやり頭の中にあ るから、そこに向かっていく感じですね」

―― なるほど。今回の曲たちは、難産でした? それともすんなり出来ました?

「いやねぇ~、曲自体はすぐ出来るんだけど、アレンジとか詞の乗せ方とか音選びっていうのに時間がかかりますね。だから、1つ1つは時間かかっている方かもね。あと、時間がなかったかもね。ライヴをめっちゃやってたから」

―― ずっとツアーをやっていましたよね?

「そうだね。ツアーがあって、ちょっと1ヶ月空くから曲を作って録ってっていう感じだったかな。夏は毎週夏フェスだったから、平日曲作り、休日夏フェスっていうのが8週くらい続いたのかな」

―― 2ヶ月くらいですか……。

「うん、2ヶ月近く続いたね。もうさすがに、大変だったです」

―― そうとうハードですよね。

「そうだね。プロデュースも基本的に僕がやっているんだけど、今回のアルバムはそういう時間の制約があったっていうのもあって、上から下まで全部見えるように最終的な上がりをパソコンの中に作っちゃうんですよ。アレンジはほとんど 俺がやってるし、ちょっとドラムも叩けるから、作曲の段階で打ち込みで作って、こんなん出来たよーってバンドに持ち込んで、バンドでやると違うなっていう のが出てくるから、そこを調整して。いかに時間をロスしないかっていう感じでしたね」

―― 今年は結構怒涛だったんじゃないですか?

「怒涛でしたね。『銀魂』さん※効果もありつつ(笑)」  ※シングルでは異例の10万枚突破の大ヒット曲「バクチ・ダンサー」は、『劇場版 銀魂 新訳紅桜篇』主題歌。

―― そうですね(笑)。今年は、DOESの名前を耳にすることがすごく増えました。

「そうかも。頑張ってます!(笑)」

―― あははは。本当に、渾身の1枚が出来上がりましたね!

「そうですね、頑張ったね。なにしろ、今までのアレンジみたいな骨太系をやり 尽したので、タフな音楽でもあり、スタイリッシュでもあり、でもあったかいし。血のにおいがするって言うのかな、そういう危なさもあり、色んなものが詰 まったものが出来たなって思うし、明らかに前作とは違うねぇ、色んな意味で。その辺は自信を持って言えますね」

―― 今回のアルバムは、色んなロックが詰まっているなって思ったんです。あと各曲によって、それぞれのライヴ映像が浮かんだんです。

「ライヴフロアというか、人が熱狂しているところに音楽があるとか、これだっ たらライヴでこうなるかなっていうのは、作曲しながら自ずと考えていたんですよね。だから、そういう体質が欲しくて、3rd.(『The World’s Edge』)でライヴと音源が変わらない。で、ライヴを鍛えてバンドを叩き直す、みたいな作業が必要だったんですよね。音楽は良いけどライヴでは映えな いっていう風にはしたくなかったし、どっちでも入るようにしたいなと思ったから、そういう体質の中でより音楽的にも幅広くやると、ライヴでも映えるような エッセンスが入っているだろうから、そういうイメージが起きるのもそのせいじゃないですかね。ライヴでこうなるかなぁ~、こうなってほしいなぁ~とか、そ ういうのを自動的にイメージして作っちゃっているから、そう思うのかもね」

―― DOESは大きいライヴハウスももちろん良いんですけど、小さいライヴハウスだと震えるほどのカッコ良さがあるんですよね。

「それはパンクが好きだから、そういう箱が似合うのかもしれない。やり方も知ってるし。手が届くから楽しいんですよね。お客さんも楽しいだろうし」

―― ブログで見たんですけど、ステージが低くて、お客さんとの目線がほぼ変わらないような箱でやっていましたね。

「変わらないですね。だから、後ろのお客さんが観えなかったりしているから、モニターに上がったりもするし。サービスではないんだけど、盛り上がって後ろのお客さんに、頑張ってるかー! って言ったりもする(笑)」

―― 以前、新代田FEVERでのライヴを観たんですけど、「チョコレート」のアコースティックヴァージョンをやる時 に、座って演奏すると後ろのお客さんが観えないからって、ワタルさんが前座れない? って言ったら、(方のお客さん以外)皆座ったんですよ。こんなことっ てあるんだなって思ったし、なんてあたたかいお客さんなんだろうって思いました。

「そういえば、あったね! あれも小さい箱だから出来ることだよね。そういう のも福岡時代からあって、慣れているんですよ。ルールがないライヴの仕方みたいな、プロットに基づいてパッとやるのも好きなんだよね。ライヴって、その時 のせめぎ合いだから。例えば酸欠になった人がいたら、大丈夫か! ってなるし。今回のツアーは酸欠者が結構出てるんだけど」

―― あれは出ますよね。写真を見ただけで、酸素がないっていうのが伝わりました(笑)。

「あははは。危ねぇから前に来るな! 押しつぶされるぞ! ってね(笑)」

―― でも、あの距離だったら前に行っちゃいますよね。

「俺も行っちゃうしね(笑)。だから、そういう小さい箱でのツアー(『独歩行脚』)があると、バンドにしてもファンにしても面白いですよね」

―― そうですね。この中で既にライヴでやっているのは、「ロッカ・ホリデイ」と「天国ジャム」なんですよね。

「そう。あとね、「群青夜」も前のツアーでやったけど、今回のツアーでやっているのは「神様と悪魔と僕」と「サイダー・ホテル」ですね。3人で出来るのを選んでやってる」

―― なるほど。個人的には、「ユリイカ」が面白そうだなって思いました。

「そうね、どうなるんだろう。面白いかもね。リズムが肝だからね」

―― はい。間奏が面白くて、好きなんです。

「あそこは僕も好きだね。急にハイハットだけになるんだよね。そこが閃いた時 に、やったぜ! っていう感じだった。“ユリイカ”って“我発見せり”っていうギリシャ語なんですけど、俺もそうだったね。「♪壊れそうな静けさ」で何も 音がなくなってハイハットだけになって、パーンって戻るっていう。そこは聴き所ですね。初めて聴いた人は、おってなると思う。そこは狙いました」

―― ワタルさんの中で、アルバムの肝はどの曲になりますか?

「やっぱり、「天国ジャム」かな。「天国ジャム」を作ったくらいから、より俺 の中の世界がシフトチェンジしたな。すごいポップだけど踊れるし、でもロックもしてるし、アレンジも多彩だし、明るいけど切ないし。今ずっと不況なんだけ ど、別に不幸じゃないし。不幸じゃない人の方が多いと思うんですよね、どっちかっていったら。不況な分、人の繋がりの大切さもわかるだろうし、頑張ること の大切さもわかるだろうし。それは俺たちにも言えるしね。去年バンドの暗闇を抜け出して、こんなの二度とごめんだと思って、絶対前しか見ない、後ずさりは しないって決めてやったことが、バンドにすごく健全に良い結果をもたらしているんだよね。だから、そういうことをクールに裁いていくようなスタンスでいた いんですよ。『MODERN AGE』っていうのもそこから取ったし、バンドとしても第2人生期っていう感じなので、音的にもアレンジ的にも、そういうこと全部を言えた気がしたんで す。ハッピーな曲なんだけど、歌っていることは「♪星のいない空」で。これは、“スターのいない世の中”っていうことなんだけど、今スターっていないじゃ ん。レディー・ガガとかは、すげぇけどさ(笑)」

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